15秒洗顔パック 開発物語①

お肌のお手入れにおいて、パックは
「お肌の大掃除」「お肌への栄養補給」
等の働きをしてくれます。
日々の洗顔やお手入れだけでは、足りない作用を期待するものですね。

私はこれまで、様々なパックに出会ってきました。
ムース状、乾いたら剝がすタイプ、クレイタイプ、シートパック・・・
手作りでは卵白パック、小麦粉パック・・もう数え切れない数を試してきました。
結局、とても良い結果を実感した成分は3つ、
「米ぬか、はと麦、クレイ(泥)」でした。

私達が化粧品製造を行う上で基本にしているのは、昨日今日出来た成分(流行りの成分)ではなく、
長い間、女性の美しさを生み出す事が実証されており「安全性も得られた成分のみ」を使う事です。
一つ一つ成分の特徴は、HPやパンフレットに書いておりますが、毎日使えるように、製品化するのは至難の技でした。

例えば米ぬか。
あちこちで売ってますが、無農薬で作られたものでなければ、恐ろしくてお肌に塗る訳にいきません。
また、米ぬかをそのまま水で溶かして塗っても、お肌にくっついてくれません。
だいたいそのまま使用しては、粒々がお肌を刺激してしまいます。
米ぬかをそのまま洗い流せば、パイプが詰まるから流す事もできません。

このように扱いがとても難しい成分です。
だからこそ、ものすごくお肌に良い米ぬかではありますが、扱いが面倒な為、
なかなか美容法として定着できなかった(定着しなかった)と考えます。

私は学生時代を京都で過ごし、銭湯を利用しておりましたが、周りにはぬか袋を持った方を良く見かけたものです。
(※ぬか袋=サラシで作った袋に米ぬかを入れ、袋の口を縛ったもの)

その女性達は、洗い場で洗面器にお湯を入れ、ぬか袋を浸して揉み、袋から滲み出る浸出液(成分)で、全身を磨くように洗っていました。
花街が近かった事もあり、それはそれは丁寧に時間をかけて、ぬか袋を使いお肌を磨いていらっしゃいました。

米ぬかには沢山の美容成分が含まれており、代表的なものにはセラミド類、ビタミンEを代表とする上質な油類があります。

ぬか袋でのお手入れは、とても良いものなのに実行が難しいのは、
○新鮮な無農薬の米ぬかを手に入れ
○ぬか袋を作り
○ぬかは一度濡らすと、すぐ腐るから毎回処分しなくてはならない。
○米ぬかはそのまま流すとパイプに詰まるので、洗面所や風呂場で流せない。
というようなハードルのせいでしょう。

私達は、そのハードルを一つずつクリアして、
製品化にたどり着きました。                    

つづく