優れた成分が含まれています。その一例をご紹介しましょう。

(ホワイトセサミオイル)
3000年以上の歴史があるインド・アーユルヴェーダでは、医療用に外用することでも知られている白ごまから抽出されるオイルです。オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸、セサヒール(抗酸化物質)、ビタミンEが豊富で、浄化・アンチエイジングなどに効果があると言われています。

トウダイグサ科のトウゴマの種子から抽出される植物油の一種です。不飽和脂肪酸が多く、特にオメガ9系のリシノール酸が豊富に含まれています。抗炎症、鎮痛作用があり、1000年以上、ヨーロッパ大陸では医療用に使われてきました。

ミツバチが巣を構成する時に作られます。食用にもされるほど、豊富な栄養があり、保湿、柔軟、殺菌、抗炎症、治癒作用が確認されています。医療用途の軟膏にも用いられています。

ワイルド・ローズの種子から抽出される植物油で、リノール酸、αリノレン酸などの必須脂肪酸をたっぷり含みます。しみ、シワの対策や美白効果に期待ができます。皮膚の免疫力を高め、細胞の修復効果もあるため傷跡のケアにも。コラーゲンの生成を促し、皮膚の弾力を取り戻すのでシワの予防にも役立ちます。

成分の半分以上を占めるオレイン酸は、酸化しにくく、肌への保湿力があり、肌を柔らかくする作用に優れます。また、通常のオイルより角質層への浸透力が高く、肌をやわらかくする効果があります。皮膚の炎症全般にも効果があり、太陽光や冷気など、外気から皮膚を保護する作用があります。さらに、しわの予防、乾燥の予防、細胞の再生を促進させるので、老化防止への働きが期待できます。

アフリカでは古くから傷や火傷の治療に使用され、傷の治りを早めてくれると言われています。オレイン酸を豊富に含むので、酸化しにくく、肌への保湿力があり、肌を柔らかくする作用に優れます。ステアリン酸の抗酸化作用と、天然のビタミンEを多く含むことから老化防止にも効果的です。紫外線から皮膚を守る働きや、日焼けした後の肌の炎症を抑える働きもあります。セルライトや妊娠線が気になる方にも良いと言われています。

北米先住民から「金の液体」と呼ばれていたもので、強い紫外線からも肌や髪を保護し、抜群の治癒効果があると記したスペイン人の報告書も残されています。 天然の抗酸化物質であるビタミンEを豊富に含み、酸化しにくく保存性に優れています。オイルは皮膚から角質層に浸透し、肌を内側から柔らかくし、シワの予防にも役立ちます。

(スイートアーモンドオイル)
オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸などの豊富な栄養素を含み、肌をふっくら柔らかくする効果があります。保湿効果が抜群に高く、乾燥肌や乾燥によるかゆみや炎症がある肌に適しています。乾燥肌の方や赤ちゃんにも最適で、日焼け後、皮膚の炎症、乾燥、かゆみ、ひび割れなどに効果を発揮します。

(アプリコットカーネルオイル)
中国原産の杏から抽出されるオイルで、皮膚の保湿、保護作用に優れ、柔軟作用もあります。オレイン酸を多く含み浸透性がよく、べとつきません。皮膚のくすみや赤み、湿疹のある皮膚に使用して効果を発揮します。パルミチン酸が抗酸化、シワの予防にも作用します。

(マカデミアナッツオイル)
加齢とともに減少していくパルミトレイン酸が含まれ、腐敗に対する優れた抵抗力があり、アンチエイジングに優れています。浸透力が非常に高く、肌につけるとすぐ吸収されるため、乾燥肌への保湿効果が高く、肌を柔らかくします。肌あれや炎症を鎮静させ、保湿に優れ、紫外線から皮膚を保護してくれるため日焼け止めの効果も期待できます。傷の手当にも有効と言われています。

“香りの女王”と呼ばれるダマスクスローズから抽出されるエッセンシャルオイルです。鎮静作用、高揚作用、抗菌作用があります。50個の花から取れる精油はわずか1滴のみ。中世のヨーロッパでは、不老長寿の妙薬、若返りの薬とも言われていて、皮膚炎、湿疹の治りを促します。

フクロウソウ科の植物でバラにも似た香りがします。ホルモンや皮脂分泌のバランスを整え、リラックス効果、殺菌・抗菌効果もあります。湿疹ややけどの痛み、炎症を抑え、皮膚弾力の回復、アトピー性皮膚炎、皮膚再生にも効果が期待できます。

バラのように柔らかく、バラよりもエキゾチックで甘い香りが気持ちを落ち着かせてくれます。スキンケアにも役立ち、殺菌、抗菌、しわ予防、皮膚の老化防止などに効果があると言われてます。